Designer 

田中 広美 Hiromi TANAKA
Jewelry designer


東京生まれ。
幼いころ、母親に連れられ、七宝焼やガラス工房など、手仕事をする職人さんを近くでみて育つ。父親の周りには力士や歌舞伎役者さんなど伝統的なスポーツや技能に従事する方が多かったことから、自然と日本の伝統的なモノや事に興味を持つようになる。

母の宝石箱を開けたときいろいろな色のキラキラした宝石をみてワクワクし、自分も大人になったらきれいなジュエリーを身に着けたいと心に強く思っていた。

後年ジュエリーデザイナーとなり、イタリアやスイスなど海外へ渡ってヨーロッパのジュエリーや文化を見るにつけ、あらためて日本の良さを感じる。
日本の着物や帯に描かれている伝統的な文様や、日本にしかない色の名前。
日本の職人が作りだすきめ細かい技や伝統。

フリーランスとなったのち、かつての同僚だった城田の起業の考えに深く共鳴し、日本にしかない伝統工芸・文化をもっと世界中の人に知ってもらえる一つになれたらと思い、ふたりでのcasane立ち上げにいたる。


1995年 GIA G.G.(宝石鑑別資格)を取得
1996年 ジュエリーの製造販売企業へ転職
2008年 フリーランスへ転身
 商品ブランド開発、コンセプトからショップイメージまで考えたジュエリーブランド立ち上げプロデュースに携わる
2008年 casane立ち上げ



商品開発について
日本の伝統美を日常でも感じられるよう普段使いしやすい「三葉結び SANYOU MUSUBI」「まり結び MARI MUSUBI」「七宝文 SHIPPOMON」「青海波 SEIGAIHA」「亀甲 KIKKO」シリーズなどをおもに担当。

快適につけられる長さやバランス、配置などディテールにこだわったモノづくりを心掛けており、どの角度から見ても美しいフォルム、重ねて着けるとよりきれいに着けこなせるよう配慮。日本の高い技術を持つ職人との協業で、製品化に取り組む。

ショップディスプレイ小物の開発
ジュエリーがより引き立ち、「日本の文様」の世界観がいきるディスプレイ・ショップイメージをコンセプトに、小什器を中心にパーツ集めから製作まで、自らの目と足と手で開発している。

2016年〜
自分で考え作る楽しみを知ってもらい、もっと身近にアクセサリーをとの思いから、デザイナーが教えるアクセサリー製作のワークショップを自ら企画し、スタートさせる。

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